低身長とは

低身長のイメージ画像

子どもの身長や発育のスピードはそれぞれ異なりますが、同年齢の子どもに比べて身長や成長率が低い場合は低身長の可能性があります。
子どもの身長は両親からの遺伝や本人の体質に寄るところが大きいですが、成長ホルモンの分泌不全、染色体の異常などが原因で身長が伸びないケースもあります。
骨の成長に必要な成長ホルモンがなんらかの理由により不足している場合は、成長ホルモンを注射で補充することにより背を伸ばすことができます。

成長ホルモンは元々人間の体のなかで分泌されている物質で、子どもの骨の成長に大きな役割をもっています。
成長ホルモンが体内に分泌されると、子どもの骨の両端にある「骨端線」と呼ばれる軟骨部分が成長し、身長が伸びていきます。
逆に体のなかに充分な量の成長ホルモンが分泌されないと軟骨が成長せず、身長が伸びなくなってしまいます。
骨が成長できる時期に成長ホルモンを投与する必要がありますので、お子様の身長にお悩みの方はお早めにご相談ください。

※当院での成長ホルモン治療は全て自費治療となります。
※治療対象は5歳から16歳までになります。

低身長の原因

  • 成長ホルモン分泌不全性低身長症
  • 甲状腺機能低下症
  • SGA性低身長症
  • 染色体の異常(ターナー症候群やプラダー・ウィリー症候群など)
  • 骨や軟骨の異常(軟骨無形成症・軟骨低形成症)
  • 心臓・肝臓・腎臓など臓器の異常
  • 愛情遮断性低身長症
  • その他の原因(過度なダイエット、栄養不良、心的ストレスなど)

低身長外来の流れ

1.カウンセリング

問診票、カルテ、グロースチャート(成長曲線)を作成します。その後カウンセリングを行い、生活環境(睡眠時間・食生活・家庭環境など)や現在・過去の病気についてお聞きします。

2.採血などの検査

レントゲン画像検査と採血検査を行います。

【レントゲン画像検査】
同年齢の子どもと比較するため骨年齢(骨の発育程度)を調べます。

【採血検査】
一般的な項目と骨の成長に必要なホルモン(甲状腺刺激ホルモン・甲状腺ホルモン・性腺刺激ホルモン・IGF-1)を検査します。

3.検査結果の説明

1~2週間後に再来院していただき、検査結果を説明いたします。検査結果より必要なお子様に対してホルモン治療を開始します。またスクリーニング検査の結果より必要と判断した際は、成長ホルモン分泌刺激試験、頭部画像検査(CT・MRI)、染色体検査を行う場合があります。

4.治療方法の説明・治療開始

成長ホルモンや甲状腺不足に対して補充療法を行います。
治療は全て注射で行います。

医療法人社団 真瑞会 小石川整形外科
電話番号
03-3816-2002
FAX
03-3816-2004
所在地
〒112-0002
東京都文京区小石川1丁目5番1号
パークコート文京小石川 ザ タワー3階
診療内容
整形外科・リハビリテーション科・リウマチ科
院長
丸山 剛
アクセス
都営三田線・大江戸線「春日」駅徒歩1分(駅直結)
東京メトロ丸ノ内線・南北線「後楽園」駅徒歩3分
JR総武線「水道橋」駅徒歩12分
受付時間:午前は12:30、午後は18:30まで
● 水曜日・土曜日 9:00~13:00(受付12:30まで)
休診日:日曜日・祝日
診療時間 日祝
9:00~13:00
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